【お知らせ】盗機能生物研究会の開催
2022年2月8日
基礎生物研究所の後援を受けまして、「盗機能生物研究会」という研究会をオンラインで開催しますので、ご興味をお持ちの方はは以下のフォームからご登録下さい。
https://forms.gle/iw19BjmCRBJVbGjm8
ウミウシの盗葉緑体・盗刺胞現象など、オルガネラやタンパク質を、他種の生物から取り込み、機能を利用する現象の詳細が、近年、多数の生物種で明らかになってきております。一方、対象生物種の違いから、研究者間での十分な交流がなく、相互の理解は限定的でした。本研究会では、この現象を研究する多方面の研究者に参集いただき、本現象の理解を広めるとともに、生物学的な位置づけについて議論を深めて参りたいと思います。
連絡先:前田太郎(慶應大学)maedatttck.keio.ac.jp
受付方法についての質問: 立松圭(基生研)ktatemnibb.ac.jp
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NIBB共同利用研究
盗機能生物研究会
日 時: 2022 年 3 月 10 日 13:00~17:30
場 所: Zoom オンライン
13:00 – 13:05 はじめに
前田 太郎(慶応大学 先端生命科学研究所)
13:05 – 13:45
ウミウシにおける遺伝子伝搬を経ない葉緑体獲得現象
前田 太郎(慶応大学 先端生命科学研究所)
13:50 – 14:30
ウミウシが盗んだ葉緑体の生態学的波及効果
遊佐 陽一(奈良女子大学 理学部)
14:35 – 15:15
ラパザの盗葉緑体を制御する HGT 起源タンパク質群
柏山 祐一郎、丸山 萌(福井工業大学 大学院工学研究科)
15:20 – 16:00
キンメモドキの盗タンパク質による生物発光
別所-上原 学(名古屋大学 高等研究院 兼 理学研究科)
16:05 – 16:45
ムカデミノウミウシの盗刺胞細胞に関する研究
戸川 優弥子(筑波大学大学院 生命環境系)
16:50 – 17:30 総合討論
17:30 おわりに
重信 秀治(基礎生物学研究所 生物機能情報分析室)
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